積ん読
買っても机の上などに積んでいるだけで読んでいない本・新聞・雑誌等のこと。
そんな積ん読たちが家に何冊かある。今日発売のスキウサギは買ってすぐ読んだけど(ちくわがスキ!)
昔は友達の家に行くと、部屋のCDラックとか本棚を見てしまう癖があった。今は人の家に行く機会があまり無いけれど多分変わってないだろう。
どんな本読んでるのか?何聞いてんのか?なぜセカンドアルバムだけあるのか?遠藤周作とかおめー読まねえだろうとか、あ!これ火の鳥の初版本じゃね?!とか。
人ん家の棚見て興味膨らませたし、余計なツッコミや妄想をさせて頂いた。
逆にいざ友がおれん家に来るとなると、本棚=ベロシモンズのセンスが試される場!に刃が向く。
その結果、センス勝負の積ん読もいくらか増えたりした。
このご時世、音楽はストリーミングがメインだし、書籍も電子書籍化が進むだろう。となると本棚はパソコンの中やスマホの中へとどんどん移行していく。
さすがに他人の個人的モバイルの中まで見れやしない。
自身も、持っていたCDはほとんど売り、iTunesに取り込んだし、新譜はストリーミングやダウンロードメインだ。
そのお陰かだいぶCDの棚はスッキリした。
DVDは、キューブリックのボックスと、監督失格、ファイトクラブ、あとは芝居関係のくらい。
でも本に関しては未だ電子書籍に慣れず。
理由はいろいろあるけど、本って数が多すぎるから実際に本屋行ってからじゃないと買わないのよね。これ買う!って目的の元に本屋行くより、なんかないかな?って探しに行く方が多い。
アナログな出会い求めて
しっかしメッキリ本を読まなくなった。元々読んでる方ではないけれど。
今は読書熱が沸いてるわけではないけど、小説に心惹かれる。昔はノンフィクションか、短編ばっかりだった(筒井康隆スキ!)
インプット→アウトプット
小説読みたいのも、自身の引き出しの中で勝負するのに少し底が見えてきたからかもしれない。30だしね。いつまでも昔のカルチャーや思い出の中だけで芝居は作っていけない。
なにかを貪欲に取り入れて、それを敬意をこめてMIXし世に出す。
なーんて大層なこと書いたけど、結局今日はもういっかいスキウサギ読もう。
結婚
仙台に行っていた。いやまぁ仕事で仙台とかは結構頻繁に行くのだけれど。
妹から久しぶりにラインが来た。
『くるりの新譜いいよ』
返信したがその後妹からはなんの返信も無かった。
その曲を聴きながら、家についた。
『くるりのボーカルの岸田さんさぁ、頻繁にメンバー入れ替えてるじゃん。やっぱ絶対性格悪いと思うんだよね』
おれは
『天才だからついてこれないんじゃない?』
と妹に答えた。
妹は無言だった。
この前の自劇団の公演に音楽&役者としてでてくれたN君は、今日は晴れの結婚式だった。
おれは行けなかったのだけれども、前回音響を務めてくれたHちゃんから二次会の写真が送られて来た。
新郎新婦でDJしてた。
Nくんはなにをやらせてもカッコいい。イケメンだし高身長というのもあるけど、とにかく華がある。
久しぶりに出来た僕の演劇関係以外のお友達。
出会いは5年くらい前かな。クラブチェンジで行われる合同ライブのメンバーとして、いつも演劇の音楽を作ってくれる天才Fくんの紹介で。ガストで。
N君との待ち合わせは決まってびっくりドンキーだった。
おれは聞いた、
『N君ハンバーグ好きなの?』
N君は
『いや、おれチェーン店好きなんですよ。どこも味一緒じゃないですか。』
と答えた。
だったらガストにしよう。とおれは答えた。
N君の作る曲は、クールだけど不思議な優しさがあった。そして悲しさもあった。でもって多くの人に受け入れられる懐の深さもあった。
そんなN君も結局おれが芝居の世界へと引きづり込んでしまった。
イケてる人と一緒にいれば、おれもイケてる人になれるんじゃないか?
そんな思惑の元に。
来月、N君と会うのだけれど、ドンキーにしようか、ガストにしようか。
くるりは、あれ、好きだったっけか?
N君結婚おめでとう。ほんとうにおめでとう。
そして僕は途方に暮れる
今東京のシアターコクーンで上記のタイトルの芝居が上演されている。
作・演出はポツドール主宰というか、「愛の渦」とか映画監督として最近名前をよく聞く三浦大輔。
主演はキスマイの藤ヶ谷くん。
チケット・・落選したのであった。そりゃそうよね。キャストがキャストだもん。
初めて行った下北沢の本多劇場。憧れの本多劇場。演目はポツドールの「激情」という作品だった。
リアルに作り込まれた舞台美術。借金まみれのどうしようも無い青年が北の田舎で織りなす、三浦版北の国からといった作品だった。
クズな主人公。裏切りとしょーもなさ、セックス、暴力、閉塞感・・。裸になり、殴られ、ボロボロになっていく登場人物と同様に、観劇中おれのこころも価値観も倫理観も丸ごとぶん殴られている感じがした。
そして、舞台上の最低で弱くて、でもどこが抜けきれない登場人物達。あ、これおれだわって思った。痛かった。
もう10年前に見た芝居だが今でも終演後の空気を覚えている。
最悪の結末を迎え登場人物が誰一人幸せにならないまま暗転幕が降ろされ、乱暴に客電が点く。客達は、深いため息をしたあと、拍手もせず足早に会場を後にした。
おれは放心状態のまま、夜行バスが出る池袋駅へと足をなんとか急がせた。
そういえば岡村ちゃん(岡村靖幸)が大好きになったのもこの芝居からだった。だって開場中、岡村ちゃんの「セックス」って曲がエンドレスで大音量でかかってるんだもん。
恐らく岡村ちゃんがシャブ中の時に作ったであろうこの曲。
欲望むき出しで都会的なわい雑さと寂しさが歪に同居してて、なんか三浦さんに勝手ながらピッタリと思った。
人が地に堕ちてくひんどい話を書いても、三浦さんの根底にはロマンチシズムが流れている。乱交パーティを舞台にした、愛の渦のキスシーンが異様に美しいように。
新作のそして僕は途方に暮れる。は逃亡劇だそうだ。
公式サイトからのあらすじを引用する。
菅原裕一(藤ヶ谷太輔)はフリーターで自堕落な生活を送っている。とあるきっかけで、恋人・鈴木里美(前田敦子)、親友・今井伸二(中尾明慶)、バイト先の先輩・田村修(米村亮太朗)、学生時代の後輩(三村和敬)、姉・香(江口のりこ)、更には母・智子(筒井真理子)を芋づる式に裏切り、あらゆる人間関係から逃げ続けることになり、後戻りできなくなる。しかし、最後に偶然にも、家族から逃げていった父・浩二(板尾創路)に出合い、裕一の中の何かが変わる。
特段、裕一が人の道から外れた『悪い人間』というわけではない。何かの歯車が狂い、このような事態に陥るが、誰でも一つ、ボタンを掛け違えたら、彼のようになりえるのではないかと思えるくらい、ただただ、そこら辺にいそうな普通の価値観の人間なのである。裕一はなぜ逃げ続けたのか、最後にどのような決断をするのか…
多分誰も幸せにならなそうだけど、タイトルにも引用されたこの曲を聴くと、三浦さんは人を信じてるんじゃないかな?と思う。
まー最近流行りのポストドラマ演劇とか、嫌いじゃないし否定はしないけど、やっぱりおれはしっかりドラマが書けるようになりたいな。
人間を知った気じゃなく、傲慢じゃなく描けるようになりたいな。
そんなことは下北沢で初めて芝居を見た夜から、何年も経ってようやく理解したことなんだけどね。
かすれちゃうよ①
不来方高校創立30周年公演「かすれちゃうよ」が終了して10日余り。
高校生とOBOGの大学生はテスト勉強に励んでいる。先生も、社会人で参加のOBOGもサポートしてくれた大人達もみな忙しそうだ。
作演出したおれは、仕事はさして忙しく無いが怒られたり、アパートの更新でそこそこの金が飛んだり、電子レンジが壊れて数千円飛んだり、水道代が異様に高かったり、バスマットの吸水力が限界を迎えそうだったり、そんな日々。
9月頭に自劇団の公演を終え、その1ヶ月半後に母校で顔合わせ。からのアテ書きによる脚本書き。こんなにタイトな事は無かった。脚本的に。だからか、もう1年が終わった感じがする。
いい人達に囲まれて公演やれたなぁと切に実感する。
家には千秋楽のカーテンコールで部員のみんなからもらった花束と、打ち上げで頂いた色紙。
花は全く詳しく無いが、紫の花が真ん中に配してある。
おれの事をおれ以上によく分かってるなと思った。
そんな幸せを稽古から本番までずっと味あわせてくれた。
どんどん感傷に浸りそうだから今日はこれくらいにする。気が向いたら、この3ヶ月の不来方での思い出は綴ると思う。
若い子はおれなんかよりずっと健全に前を向いて日々頑張っている。
なんも出来ないけど、、ちゃんと税金納めて、真摯に芝居をおれはおれで作り続けよう。
この公演が人生のピークにならないように。
あ、どっからも声かかんないと思うけど、高校生の皆さん、ご要望あればお金いらないから、1回くらい部活にお邪魔して、指導というにはおこがましいけどなんかしますんで、はい。
本番
今日もう本番だ。いろんな思いがよぎる。
とりあえずみんなみんなみんな楽しんでくれたら良いし楽しませたいと思う。
そしてどんな形でも幕をあけようと思う。
いろいろ込み上げて泣けてくる。
僕は彼らにちゃんと教えられたかなとも思う。でも、、自分の人生は間違ってない。
開き直りでもそう思いたくて、お芝居やってる。
うん、幕が上がる。
映画版はそんな好きじゃないけど
あさ、くらい
目の前には、コンビニで買った飲みかけのジュースの紙パックや、ふくれあがった灰皿、タバコの空き箱、ティッシュ、上にはシワがついたまま干された洗濯物、寿命を迎えそうな蛍光灯・・。
そう、荒れ果てている部屋。
脚本が書けた。
不来方高校創立30周年公演。筆は早い方ではないけど、色々自信作だ。
普段できないことをさせたし、おれもやってみた。
30代最初の芝居を、母校で、初めましての後輩たちと作れる。ものすごい幸せ。
んで、ようやく脚本が書けた。
途中で灯油が切れスタンドにかけこんだり、マックを食いにいったりしながらいま書けた。
んで、10時から矢巾町で稽古だ。17時まで。てか残り2回だ。
てかみんなセリフ覚え早い。
そして目がギンギンに冴えている。
書き終わった後は疲労感はほとんど無くて達成感しかない。
あとは稽古場に持っていって・・・みんなの反応がどうなるか・・。
今回の公演も多くの方に支えられて出来つつある。
泣いちゃいそうだけど泣く時間はない。だがゲネで泣けるくらいにはなってほしい本編。
ねずみとうし の「アフターユース」見に行けなかった。でもきっと面白いだろう。見てないのにいうのダメだけど、おもしろい子たちだから
そと、くらい。寝よう。
新年2発目の代打(雪ノ浦)
新年2発目は代打でお送りします。
第二回公演に客演してくれた主宰ベロシモンズの悪友の雪ノ浦くん(東京在住)が帰省中のため、彼に任せます。ゆるいね!ノールールだね!
代打ってすでにブログ維持が困難なんでしょうかね?
ピンチヒッターですよ。
背番号何番なんでしょうかね。
やっぱり1番に憧れるのは男の子だからなのでしょうか。
あっ、野球漫画ならH2が好きです。
あっ、古賀春華派です。
そんなことよりも2018年ですよ。
あけましておめでとうございます
平成30年かー。
僕が昭和最後(63年)生まれなので、同じく今年で30歳を迎えます。
平成と歩幅を合わせて歩んできたわけなんですね。
思い返すといろいろあるわけです。
幼稚園の頃、好きな女の子と高松の池で一緒に鯉に餌をあげてたら、池に落ちて危うく鯉の餌に自分がなりそうだったこと。
ファーストキスは小学生の頃に女子高生とだったこと。
中学生の時は本気で2次元に恋をしていたな。(今の自分の好みがその時に決まったといってもいい)
あっ、高校からは生々しい話になってくるんで書くのはやめときます(笑)
そもそも恋話書いて、だからどうしたって話ですね。
ともかく、そんなことがありながら平成と歩んできたわけです。
そんな平成が今年天皇退位でその役割を終え僕と歩んでくれなくなっちゃうんです。
さみしいなとか、はやいですが今から思っています。
平成からなんて元号になるんですかね。
僕はその新しい元号と一緒に歩めていけるんですかね。
少し不安になります。
でも、新しい元号になるまでは平成と歩めるわけです。
平成が僕の背中を最後に押してくれて、新しい元号との一歩目を歩ませてくれるときまでは平成と歩めるわけです。
ならその時までは一緒に歩んでいこうかなと。
背中を押してくれたらきっとその後も歩めるでしょうから。
とかとか、考えちゃうのは新年の初日に事故ったせいというのはまた別のお話(笑
いやーやらかしたーーーーーーーー!
ではさよならマンモス
【読後の感想】
よく書けてますね。
途中から書いてる内容?言葉のチョイス?がラッドウィンプスっぽくなったのは気のせいでしょうか? 平成と歩めたらのクダリから。
あ!でも雪ノ浦くんはバンプ派か!
ベロ・シモンズ