ボーイズドレッシングBLOG

岩手県盛岡市で活動する劇団『ボーイズドレッシング 』主に主宰のベロ・シモンズが気ままに綴ります。

ボーイズドレッシングとはなにか?②

スローター(slaughter)とは。

惨殺。無差別大量虐殺。

思想、宗教、民族等の背景があり、特定の人種や国家等の人間のせん滅を目的とする、計画的な大量虐殺といった意味、ジェノサイドとは異なる。

 

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ボイドレ東京セルフ公演「スローターズⅡ」。

ついに今週の金曜日から本番です。

そして本日から下北沢のOFF・OFFシアターにて小屋入りです。

チケットの予約も、本番が近づくにつれ増えてきております、ありがとうございます。

当日券よりは、予約していただけたらいまのところは確実に入れるので、行くかどうか迷っている方はチケットの購入をおすすめします。

 

 

先週、Twitterで過去公演のダイジェストを公開しました!

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

こちらはボイドレのYouTubeチャンネルにもアップしてます。

(そして好きかも、とおもったらチャンネル登録もよろしくおねがいします!)

この映像から、ボイドレの芝居の雰囲気が感じとれるとおもいます。

 

また、先日、岩手日報さんにて、今回の公演の記事が掲載されました!

 

www.iwate-np.co.jp

 

 

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盛岡で生活していると、東京の稽古の様子とかは分からないわけで。

だから、たまに呟く主宰のツイートや、今回の公演に関わっている役者の皆様のツイートからしかわかりません。

 

 

  

  

  

今回出演する役者の皆様。

(半分もいませんが、検索機能を使って調べました)

そのうち、役者の宮脇由佳さんが、先日、こんなことをツイートしてました。

 

  

スローターズⅡ以外のボイドレの公演に関わってきた自分も「確かになあ」と感じて、特に「全部さらけ出されているから~」のところは、ボイドレの芝居の核となっているところかもしれない、なんておもったりしてました。

スローターズⅡを観た下北沢のお客さんはどんな反応をするのか、若干怖いところもありますが、楽しみなところもあります。

 

依存症リハビリ施設・スローターハウスで起こる喜劇と悲劇。

ボーイズドレッシングの芝居が初めての方も、知っていて観劇したことのある方も、ぜひ見届けていただけたら、とおもいます。

 

ご予約はこちらから!!!

www.quartet-online.net

 

今週金曜から来週月曜まで、下北沢OFF・OFFシアターでお待ちしております!!

ここまではボイドレ盛岡組、ひらとがお伝えしました。

 

 

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ボーイズドレッシングとはなにか?①

『ボーイズドレッシング』とは。

 

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通称:ボイドレ。

岩手県盛岡市を拠点に活動する劇団。元マーブル局主宰ベロ・シモンズを中心に、2015年結成。

映画的文法と、演劇でしか表現し得ない肉厚なビジュアルを駆使した衝撃的な作品を作り上げることを目指す。

2016年に上演した、もりげき八時の芝居小屋「4.48サイコシス」において、第15回盛岡市民演劇賞制作企画部門賞を受賞。

2018年、劇団コトナコナタプロデュース公演「石館さんちのお孫さん」で、主宰、ベロ・シモンズが盛岡演劇賞部門賞演出部門を受賞。

 

<公演歴>

2015年11月 もりげき八時の芝居小屋 もりげき王2015「ホワイトフィルム」

2016年  7月 #01(旗揚げ公演)「マイ・アングリーマン」

2016年11月 もりげき八時の芝居小屋「4.48 サイコシス」

2017年  9月 #02「スローターズⅡ」

2019年  6月 #03「ああ、どうしましょう」

 

 

畏まった文面はこのくらいにして。

このブログは主にボイドレ主宰のベロが記事を書いていたのですが、今月限定で(たぶん?)、適度に、Twitter等では収まりきれないボイドレについての情報をつらつら書いていきます。

 

来月、下北沢OFF・OFFシアターにて東京公演「スローターズⅡ」を上演する予定ですが、そもそもボーイズドレッシング、どんな団体なの?と思うかたも多くいらっしゃるとおもいます。

そこで、ボイドレ盛岡チーム、今年の7月から正式に劇団員となった私、ひらとが、主観モリモリでボーイズドレッシングについて綴っていこうとおもいます。

実際にあった質問も絡めて、今回はシンプルに三つの質問に答えます。

 

  

Q1「ボーイズドレッシングではどんな芝居を作っているの?」

 A.実は様々なジャンルの芝居を作っています。

2016年に上演した2つの公演では、同性愛、鬱病、殺人、ドラッグ、ロリコン等といった、人によっては痛かったり辛かったりする題材を、これまでもか!!!というくらいに軽快にポップに表現したりしてます。「スローターズⅡ」は方向がガラッと変化して、トラジコメディです。

(トラジコメディ:悲劇でもあり喜劇でもある作品のこと。)

 

Q2「過去公演の脚本とか観れるの?あと映像も観たい!!!」

実は旗揚げ公演「マイ・アングリーマン」の上演脚本が全編公開されてます。

www.dropbox.com

 

 

副代表土川が作成した映像、そして「スローターズⅡ」東京公演でも音楽を担当する福原健一の音楽が織りなす、マイ・アングリーマンのオープニング映像はこちらから。

www.youtube.com 

 

本編の映像、観たい、ですか…?

本編の映像は…どうでしょうかねえ。

後でダイジェストをアップするかもしれませんし、しないかもしれません。

 

 

Q3「ボーイズドレッシングっていう響きがなんだか卑猥な気がするんですが」

A.それは質問者様の発想が斬新だとおもうので、そういうところはこれからも大事にしていってほしいですね。ちなみに、劇団名を直訳すると「着飾る男たち」という意味です。確か。女性も在籍しているので、入団希望の方はジェンダーその他諸々問いません。なので、一緒にボイドレで芝居を作りたいという方がいらっしゃったらぜひ連絡してくださいね。

 

 

他に何か知りたいことや気になること等ありましたら、コメント欄からお知らせくださいませ!

 

次回の更新もおたのしみに。

それでは、今日はこのへんで。ひらとでした!!

 

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 \ 演劇 × 戦争 × 宇宙 /

東北発・超純度エンタメ作品、令和の下北沢に不時着。

 

ボーイズドレッシング東京セルフ公演「スローターズⅡ」

作・演出 ベロ・シモンズ

 

2019年9月20日~9月23日

@下北沢 OFF・OFFシアター

ボーイズドレッシングWEB - boisdressing ページ! 

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あけおめ

東京に行っていた。遊びで。

うすた京介風に書けば、凍えるに狂うと書いて『凍狂』アイアンシャハラザードシティ。

新宿行ったけど、なんでみんなあんな歩くのが早いのだろう? みんながみんな、うんこ漏らしそうなのだろうか?

 

案内してくれた友人も東京ではせかせか歩き、自分は子供みたいに頭をヒョコヒョコ上下して必死に喰らいつきながら彼の姿を追った。

よく演劇で、ウォーキングというウォームアップゲームがある。舞台上での空間把握能力や集中力を高めるために行うのだけど、もう常にそんな感じ。身体中のセンサーを張り巡らして歩かないと、誰かにぶつかってしまう。

 

ひじょーーに疲れる。昔出張で何週間か東京に行ったけど、あん時のおれは泣いていた。駅のホームで泣いていた。東京コワイヨォって。

よくよく考えればそこは千葉だった。

 

『自然が見たいな』と思い、井の頭公園に行った。

家が高松の池の近くだからか、なんの感慨もなかった・・。無性にタバコが吸いたくなって灰皿を探して園内を歩き回った。何十分か歩けばジブリの美術館だ。

宮崎駿も鈴木プロデューサーもヘビースモーカーなんだから、あそこに行けば灰皿があるだろう。』

 

ただまぁ、灰皿目的でジブリの美術館に行くほどのニコチンジャンキーではどうやらなかったみたいで(安心)、適当にどっかでお茶をした。

禁煙だった。

 

新宿のタバコが吸える喫茶店の隣の席では、渡辺いっけいが一服していた。

なんかご利益あるといいな。

 

 

 

吐き出しかしまし。

毎度のこと放ったらかしのこのブログ。

書きたいことは日々いっぱいある。書く時間もあるにはある。暇な時はもんのすっごい暇だから映画やyoutubeを見る毎日だし。

 

自分の脚本はよく『内容を詰め込みすぎ』と言われる。好意的な意見で言う人もいれば、否定的な意見で言う人もいる。どっちも正しいと思う。

こうしたブログで日々を吐き出していれば、いざ脚本を書くってなった時に、余ったおかずを詰め込むことなどないのだろうか。いや弁当に入れるときはちゃんとレンジでチンしてるよ。この場合のおかずってのは内容への比喩よ。隠喩よ。この二つなにがどう違うの。

 

8月も最終日。もりげき王は今日決勝らしい。ちなみにこのブログは夕方に書いている。(時間差投稿)

もりげき王というコンテストのお陰で、未だ見たことのない新たな面白い人たちが確実に生まれてきた。

それはその通り。

いや企画を否定したい訳じゃない。ただ。。その。。脚本書きたい人が多いのは嬉しいんだけど、演出という役割に興味ある人もっと出てきてほしいなーって。

もちろん、もりげき王は需要があるならそのまま開催してもらっていいから、演出王とかね。うん、冠クソダセェな。

 

個人的には脚本書くより演出する方が好きです。今までは演出より脚本の方が評価されてたけど、最近になってようやく演出の評価(実力)が追いついてきた。

って自分では思う。

 

演出ってどっかで頻繁にワークショップやセミナーが催されている訳ではないし、独学で学んでくださーい。ってのがほぼだろう。

まぁそれはそうで、座学よりも役者を相手にして1本芝居を汗水涙鼻血流して作った方がよっぽど勉強になる。

 

でも・・稽古毎回来なきゃいけないとか、責任取らなきゃいけないとか(それはその通りだが)、全然おれセンスないよーとか、コミュ力ないから無理だよーとか。

損する役。大変な役。っていう印象が多い。演出って。実際そうっちゃそう。

作・演出はやるけど、単独の演出は嫌とかの人もいる。

因みにおれはそうだが、作・演出ってチラシにもあるクレジット。脚本も演出も同一人物がやってますってことなのね。このシステムが根強いのは日本だけらしい。

この場合仕事の成果の割合として・・脚本7 演出3 ってバランス。

つまりは作・演出の時って演出が本来やるべき仕事を脚本家に投げている事が多い。

同一人物なんだけどな。

この割合・・ぶっちゃけ余りよくわない。

 

演出って楽しいよ。そんな事を少しでもわかってもらえる場を作りたいんだけどどうすればいいんだろう。

なんかいいアイデアあれば是非。。

 

目の前で世界が立ち上がっていく瞬間を見れるのって演出の醍醐味です。

人も世界も稽古場の時間の中で常に変化していく。成長も退化も。

 

脚本を書き始めてから、人間のことがよくわからなくなりました。

演出をし始めてから、人間のことが更に好きになりました。

どっちもポジティブな意味です。

 

この前、劇団コトナコナタさんでホラーを演出させていただいた。

もちろん、おれなりの全力でやったし、おれが作るからには!と思いながらやった。

多くの人の力を借りながら。借りまくりながら。

でもね、理想を言えば『ホラーといえばこの人!』みたいに演出家のリストが盛岡でもどんどん増えて欲しいなと思う。

もりげき王の影響で、素晴らしい劇作家がどんどん出ているのなら、それを世の中に様々な形で伝えてあげる伝道師のように演出家もいっぱいいて然るべきだ。

 

そんなことを思っていたんだ〜(茜色の夕日 フジファブリック

 

最後に、今日は演劇の世界の先輩方と色々お話しした。

身につまされすぎて耳が痛い愛のある意見もあった。

『君はなにがしたいの?』

むかしっから言われ続けていたこと。

動き出そうと思う

 

 

 

命日

毎年この日は中々寝付けない。

いや過去1〜2年くらいはぐっすり寝た日もあったんだろうけど、ここ数年は特に。

日々の生活態度の後ろめたさが比例しているのかな。

 

母が亡くなって今日で11年目だ。

あの日の事は今でも鮮明に蘇る。あの日もそうだ、後ろめたかったんだ。

 

全然寝れないので、早朝から部屋の掃除と仏壇の掃除をして、燃えるゴミを出し、煙草ではなく久々に線香に火をつけた。

懐かしい匂いと記憶がフラッシュバックする。ただ、不思議と悲しみは減っている。

 

思えば、母も祖母も亡くなった時は雨や雪だったが、出棺の際は気持ちのいい晴空だった。   そういうことなのか。

月日が経つのを感じる。

 

母の葬儀をした葬祭場の跡地には、今や立派な高層マンションが建っている。

昔葬祭場だってって、住んでる人分かってんのかなぁ?と余計なお世話はおいといて、今日は盛岡劇場で高校生セミナーサポート。

 

盛劇にウン百人の演劇部員が集う光景が見られることも、そうそう無いだろうな。

 

懸念のパワポは無事完成したが、時間の関係もあり使うのは1箇所のみにした。

『脚本講座の資料多いですね!』と先生からメールが来た。

すみません。時間内に全部収まるのかしょーじき不安!

 

あぁ、こうした日にいつもと違うことをして、いつもと違う人たちに出会える喜びと機会に感謝しよ。

 

あぁ、足裏マッサージ受けたい。

 

続パワポ

パワポと格闘中。コツつかんできたと思ってアスペクト比変更したら変な感じになって直らない。

ググっても、どんな症状かを上手く検索窓に打ち込む事が出来ず徒労にくれている。

 

そもそもアスペクト比ってなんだよ。4:3とか16:9とかなんだよ。

いい感じに出ろよ。まったく

 

今日は14時から17時まで盛劇で稽古。稽古回数が少ない分、皆さんトイレ休憩の時間も黙々と共演者と動きの確認をしたり、台詞覚えに勤しんでくれている。

 

自分も頑張んなきゃ!

 

うん、書きたい事いっぱいあったはずなんだけど、パワポを上手く使えないイライラの方が勝ってうまく考えがまとまらない。

そしてすっげートイレ行きたい。

 

あ、でも発見もあった。

 

資料作りの関係で盛岡劇場の演劇ライブラリーに籠ってたんだけど、久々に次回の公演の助演出のKダテくんに勧められ、つかこうへいの戯曲を読んで見た。

 

やっぱり面白かった。年をとってからようやく分かる作品世界の背景もそうだけど、何より台詞がいい。言葉の圧力というか、身体で書いている、吐き出しているというか。

 

つかの芝居もやってみたいなぁと一瞬思ったけども、個人的に一番の難しさは、演技とナルシズムのバランス。やってて気持ちがいいんだけど、どこまでそのナルシズムを突き詰めるか?見極めるか?

とかとか。

 

小ネタは多少時代と共に古臭くなっても、名作はずっと残り続けるよなぁと改めて思ったのでした。

F屋くん、ヒモのはなしまたやんないかなぁ。

パワポと先生

来週の講座の資料作り。

『高校生セミナーサポート事業演劇部門』ってのが正式名称なのかな。

県内の演劇部員と顧問の先生が一堂に集い、2日間に分けての講習会。

自身が高校生の時は『カルチャーキャンプ』って名前で、初日が技術講習会。2日目は全国大会クラスの学校を招聘しての演劇鑑賞だった。

2日間とも講習会になったのは、ここ10年位からかな?

 

演技やダンス、装置、照明、音響など各分野のエキスパートの名だたる講師の方が2日間みっちりレクチャーしてくれるのは贅沢な機会である。

 

そしておれは、ありがたい事に今年も創作脚本の講師として呼んでいただく事ができた。

エキスパートでも名だたる講師でも無いのだが、そこは自虐しないでいこうと思う。

鬱になるから。

 

去年はピンチヒッター的に講座の3週間前に急遽オファーをいただき。K空のG団のKもちさんに事前アドバイス頂いたりしつつ、急ピッチで資料作り。当日はやる気に溢れた高校生達にも恵まれなんとか完遂!

思えば、去年のセミサポが無ければ不来方高校の公演に呼んで頂けることもなかった。

 

やっぱり、やった事がない!事を理由に断るのは辞めようと思った。

 

そもそも脚本講座の講師などした事は無いし、正直脚本で賞もらったことないし!劇作家協会の会員でもないし!「応募した方がいいぞ!』と言われた劇作家協会の新人戯曲賞の応募は締め切り過ぎててダメだったし(ほんとダメ人間)

 

でもまぁ去年何とかなった。何とかなったからまた今年も呼んで頂けたんだろうってことで、去年より時間あるし去年より更に更に良い講座を!実りあるものを!!

と思ってパワポで資料作ってんだけど、ぜんぜん使い方がわからねぇ

テンプレートなに選べばええねん。

そんなこんなで3時間。

 

井上ひさし大先生の出っ歯メガネの画像がドーン!とスライドの真ん中に添付されったきり、どーしたらいいかわからない。

大画面で映る井上先生は、下手すりゃ軽いトラウマだ。

 

柴幸男あたりなら大画面でもトラウマにならねぇかな。爽やかイケメンだし。

 

元は、パワポを駆使することで、中身の充実は元より板書する時間を削減する狙いもあったんだけど、これ逆に時間かかんじゃねえか?

操作方法わかんねーし。

そしてiphonemacだしジョブズだ。ジョブズ崇拝者の一人になりかねん。黒のタートルネックニューバランスのスニーカーは家にはねえ!

 

明日粘って見てダメだったら、百均に模造紙とマグネットを買いに行こうと思う。

拡大コピーした井上ひさし大先生の顔写真を模造紙に貼るのも、なんか、、変な気分なんだけどね